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敵基地の真上にパラシュートで降下するバレバレスパイ大作戦。犬パンチ抜け禁止。
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7月20日

 知人から「トダイBBSで君んとこの悪口が書かれてるよ」と聞き、これで私も一人前かと喜び勇んで行ってみたら、ことのほかつまらぬネタでガッカリ。

 だがしかし、更新からほんの一時間ほどでちゃんと中身を読み、よそに書きこんでくれるマメな読者がいたことには、正直言って少し感激した。発言の内容があまり素直でないのが残念だが、きっと照れ屋さんなんだね。


 ところで今日はこのネタがあったのでゴーストライター発表はまた今度。




7月19日

 お気づきの通り、Read Me! に登録した。

 これまで、

 バカゲー専科にわざとURLを載せなかったり、

 カウンタを犠牲にしてでもヘンな罠を仕掛けて入れなくしたり、

 更新したことを教えなかったりと、

 ことごとくマイナス方向の努力をしてきたくせに、なぜ急にこのような行動に出るのか、疑問に思われる方もいるだろうと思う。

 まぁ要するに、活動再開をまだ知らない人もけっこういるだろうから、とりあえずアピールするにはちょうどいい場所かと考えただけなんだが。



 ……とは言え、登録してしまったからにはもっと更新頻度を上げねばいかんだろうということで、新企画を実施。



 あ、罠ではないです。

 最近すっかり信用を失っているがこれは本当。いやマジで。



 それでは、『ヨダレ戦記 GhostBabel』をご愛読ありがとうございました。

 


7月13日

 今日、ついに出ます。

『東京魔人學園剣風帖繪巻』。

 話題を読んだ『東京魔人學園剣風帖』プラス追加エピローグや外伝の入った補完ディスク『朧奇譚』に、さらにオマケがついて4800円。



 どんなゲームかはこことかここを見てもらうとして。

 シナリオはいいし、キャラ萌えできるし(主に女性ユーザー限定)、戦闘は楽しいし、短く見積もっても1ヶ月は丸々どっぷりハマれます。


 『久遠の絆』『タクティクス・オウガ』『菊池秀行』『ブギー・ポップ』

 以上の中のどれか一つでも大好き、という方は、これらに通じる要素があるので体験してみることをオススメします。

 また、現在高校生であるという方も、今のうちにプレイしておいたほうがいいかも。

 私もできれば学生時代に出会いたかったかなぁと思わせるソフトなので。

 それから従来ファンもとにかく買って、スワンの『符咒封録』はいつ出るのかといった些細なことは忘れてしまうのだッ!! (また呪われそうな発言を……)




7月11日

 ところで、先日のチャットの件、

実は森総理が途中でバレた際の予備として用意したもう一人が、いまだにときどき掲示板に書き込んでいる、と言ったら皆はどのような反応を示すだろうか。

 インターネットの匿名性も薄れてきていると言われているが、自分のサイトでやるぶんにはバレっこないし……。

 ウソかホントか、真相は永遠に秘密。




7月8日

 バナー広告で面白いサイトを発見。

 最近なんかツイてないしなー。買ってみようか。




7月7日

 例のサイババの後輩(♂)からメールが届く。


ヨダレお兄ちゃんへ

おへんじありがとう。すごくうれしかったよ。
ボク、お兄ちゃんのこと大好き。だってお兄ちゃん、おもしろくって、やさしいもん。
ずうっと、お兄ちゃんといっしょにいたいな。




 ……やかましいわ!!

 なぜウチに来るメールは大半がこんなヤツばかりなのだ?



 (A:日ごろの行いのせいです)


 ちょっと前も、例のトップページの入り方がわからないというので、

 ていねいに回答メールを書き、真心を込めて「I LOVE YOU」というタイトルで送信したら速攻で削除されるし。

 これは何かの前兆ですか? >福田先生



 (A:メールを削除されることの意味は特にありません)


 あと最近、他人をだますことばかりがどんどん上手くなっていくのですが、将来は詐欺師になるべきでしょうか? 詐欺師の資格はどうすれば習得できるのか教えてください。



 (A:どちらかというと、占い師のほうが向いているようです)




  7月2日

 月末。いろいろ漫画が出てたので買ってしまう。

 まずは『OURS』8月号。ついにロスト・ジュライの“あの瞬間”が……?(トライガンね)

 それから 『昴』 1巻。この人の漫画は外せない。テル&ユタと大吾とすばるの競演? いつかぜひ見てみたい。

『幽玄漫玉日記』3巻。黒。かなりヤバめ。

 あと、何をどう血迷ったのか『遥かなる時空の中で』の攻略本がいつのまにか袋の中に。

 グッバイ、ノーマルな自分。




7月1日

 FF9の、黒魔導士ビビが雨に打たれて倒れているムービーシーン。

 最近、あの出来のヘボい予約特典ぬいぐるみが道端に捨てられているようにしか見えない。




6月25日

 後輩が作ったオンラインゲームマガジン『CyberVampire』のサイトを発見。

 そもそもこの『CyberVampire』というのは高校時代に我々が作っていたサークル誌の名前である。

 さらにその前は、先輩から受け継いだ『Vampire』という名前だったのだが、

 卒業記念号の際に、「やっぱこれからの時代はサイバーだから」という意味を込め、

サイババンパイア』 と改名し、逃げるように卒業したという、歴史あるゲーム誌である。




6月24日

 メモリを16MBだけ増やしてみた。

 相対的にけっこう快適になったのでとりあえず満足。

 人間、上を見なければ幸せでいられるものだ。



 あと、このパソコンには、外国製の安物スピーカーをとりあえずつないでいる。

 しかしスピーカーの電源をオフにしたまま立ち上げても、どこからともなく起動音が聞こえてくるので不思議に思っていたら、

 今日、その音はやっぱりスピーカーから出ていることに気づく。

 つまりコンセントが差し込まれてさえいれば、スイッチを入れなくてもいつでも動いているわけで、

 前面のPOWERスイッチは、ただ赤いLEDを光らせるためだけのスイッチだったことが判明。

 イカス設計だ。




6月21日

 「なるべくシンプルで軽く」 という方針からは外れますが、

 バナー広告を付けてみました。

 気が向いたときにクリックしてページを見るだけで、

 『高2→将軍』の購入資金などが貯まっていきサイトが充実する予定です。 多分な。

 

 それに、この広告から意外な掘り出し物が見つかるかもしれないしね。

 

 ……こんな露骨なお願いをするより、『押すな』とでも書いておいたほうがクリック数は増えるだろうか?

 サイバークリックに怒られると思うけど。




6月20日

 あれー?

 この『ビ(検閲削除)』『×××××××版』って、前に私が口走ったアイデアじゃなかったっけか。

 発案者も知らない間に企画が通って商品化されてるとは、便利な世の中になったもんだねぇ。

 ま、権利を主張するほどのコトはしてないし、買った人が満足してくれるんならそれで万事OKだけど。

 それにしても2日連続のミーティングは疲れた。


「どうしてPS2で出さなければならないのか?」

「……んー、なんか黒くてカッコイイから


 ダメかなぁ。




6月19日

 そうそう、DEATHダービーの出走馬をもう一人わすれてたよ。


 シド ×8.0

 ……学者、魔導士、技師、学園長と来て、今回はあの劇場艇の座長か、あるいは英雄とか国王とか、威厳のある偉そうな役ではないかと思う。死亡率はそれなりに高そう。



6月18日

 今日、知人のお姉さんが結婚されたそうだ。おめでとう。

 と言っても、私にはまったく関係のない話なのだが。

 それにしても「ジューン・ブライド」は幸せになれるとか言われているが、日本じゃ雨が降る可能性が非常に高いのであんまり嬉しくないのではないかと思う。

 記念すべき日なんだから、どうせなら晴れのほうがいいに決まってるよな。



 あ、もしかしたらそれで6月に客が減るのを見越して、日本の冠婚業者がそういう迷信を輸入して広めたのかもね。

 バレンタインチョコや母の日のカーネーションと同様の陰謀ということか。




6月17日

 研さまから、サンテック公認『里見の謎』同人誌3冊をいただいてしまいました。

 ありがとうございます。相変わらずのタカリ人生。



 内容ですが、実にいい感じです。

 「どうせすぐいなくなるし」と常に全裸で虐げられる洋介の壊れっぷリなど、まずこれをメーカーに送り付ける度胸がステキです。

 (人のことは言えんが)

 そう言えば今ふっと思い出したけど、エンディング後のDr.ヘッケルの消息ってどうなってるんだ?

 またタイムマシンで、神にでもなりにいったのかねぇ。

 ……それヌーヌーと一緒じゃん。




6月16日

 小型PSやピカチュウ64の登場を言い当ててしまったせいで、水面下で産業スパイ疑惑が持ちあがっている模様。

 賭けてもいいけど、私は裏情報など全く貰っていません。

 そんなことをせずとも、そのような情報は大宇宙遺志バシャールとチャネリングすればすぐにダウンロードできるのです。皆さんもぜひチャレンジしてみましょう。

 ただ、通信料金が高いので「大宇宙チャネホーダイ」などのサービスを利用するといいでしょう。夜間のチャネリングが定額になりますので。




6月14日

 FF9 DEATHダービー!

 さあ、9のキャラで死ぬのは誰だ? レッツ予想!



 ジタン ×20.0

 ……ストーリー的にはコイツを殺してみるのも面白そうだが、唯一の正統派ヒーローであるし、「盗む」系のアビリティはコイツしか使えそうにないので、途中で消える可能性は低いか?



 ガーネット ×12.5

 ……これまた、正統派のヒロインは彼女だけなので少し考えにくい。ただ、何かしら不幸な目にあうことは間違いないだろう。



 スタイナー ×2.0

 ……命をかけても王女を守るという役どころ、銭形警部ライクな容姿、そしてシステム的に無個性な戦士系と、死ぬキャラ大本命。



 フライヤ ×9.5

 ……なかなか判断が難しい。が、最初から絶望や虚しさを漂わせるキャラは、意外と細く長くチャッカリと生き残るものである。



 サラマンダー ×5.0

 ……キャラの役どころとしては、死ぬことも考えられる。しかし格闘系キャラがコイツだけであることからすると、可能性は低いかも。



 ビビ ×18.5

 ……まぁ、死にはせんだろ。黒魔法担当はコイツだろうし。ただ、死んだと見せてバージョンアップして大復活、という可能性は高い。



 クイナ ×100.0

 ……うーん、コイツ殺してもなぁ。いてもいなくてもストーリーに影響なさそうだし。



 エーコ ×20.0

 ……子供だし、召喚獣といろいろ関係してきそうなキャラなので、死ぬことはないと思う。



 モーグリ達 ×50.0

 ……ふーん、MOG NET? モーグリの手紙を届けてあげる?

 「何が悲しくて畜生の郵便配達人をやらにゃならんのだ」という疑問はさておくとしても、たしかモーグリという種族は「個体間でテレパシー能力が使える」って設定じゃなかったか?



 誰も死なない ×30.0

 ……まぁ原点に帰るらしいし死ななきゃダメでしょう。FFは。



 それでは発売日をお楽しみに! 当たっても何も出さないけど。




6月11日

『どつぼちゃん』ももちろん要チェックだ。

なんといってもあの『PAQA』のスリースピリッツが関わってるからな。




6月6日

 ボチボチ更新活動を再開していきたいところですが、とりあえずトップページをリニューアル(?)

 そもそも当サイトの中心テーマであるところのバカゲーについては、商業誌にネタをまわさねばならない関係上そうそう更新できないのだが、

 とりあえずメールとかリンク希望に関してはできるだけお応えしていきたいと思うのでよろしく。




6月5日

 「ISDNはじめちゃん」はないだろうとは思いつつもISDNをはじめてみました。

 なんか今は普通の電話回線を引くよりかなり安く済むらしい。



 さて、私はなぜかこの手の契約がスンナリうまくいったためしがないので、お店で何度も「本当にこれでOKなんですよね?」と念を押して書類を書き、

 マニュアルを何度もチェックしつつTAを設定。


 つながりません。


 「おのれ有線通信にまでジャミングをくらうとは富野由悠紀もビックリなんじゃよミノフスキー!」

 などとファーザーの真似をしてみてもラチが開かないので携帯からNTTに電話し、工事の人に見てもらうことに。

 「あー、どうやら以前の落雷か何かで回線のヒューズが飛んでるようですねー」

 ……いくら何でも、そんなレアイベントまで予測できるか!



 まぁとりあえず無事につながったのだが、いずれ新しく買い換えるまでの代替品として用意したマシンは今時ペンティアムの133MHzで、しかもメモリが32MBしかないところにWindows98やIE5をブチ込んであるので、

 通信速度にマシンパワーが追いつかないという大変ユカイな状況。

 シャアをドップで出撃させるようなものか。

 


6月2日

 前に書いた好きなアーティストに反響があったので、今度は好きなTVドラマなどを。

 1. 王様のレストラン
 (限定された空間の中で、個性的な人物たちが繰り広げるコミカルな人間模様という三谷作品の真骨頂。たぶんこの人もワイルダー好きなんじゃないかな。キャスティングも絶妙で、古畑もいいけどやっぱりこっちがベスト)


 2. きらきらひかる
 (「検死」という一風変わったミステリーと、「人の死」というものにまつわる様々な人間模様。毎週泣ける。スペシャルはイマイチ。ふつう漫画原作のドラマってダメダメだけどこれは別格。というか別次元)


 3. 踊る大捜査線
 (まぁありがちなチョイスだけど。このドラマが事前にヒットしてなかったら、今の警察のイメージはそれこそ地の底にまで落ちていただろう)


 4. 世紀末の詩
 (他の野島作品は大嫌いなのだが、これだけは一体どうしたのかと思うほど良かった。千秋役が吉川ひなのじゃなければもっと良かった。話題性優先のキャスティングはやめてほしいところ)

 5. デジモンアドベンチャー
 (これがなかなかバカに出来ない)



 最後のデジモン、いきなりアニメかとお思いでしょうが、いいのよこれが。

 初めのうちはポケモンのパクリのお子様アニメだったけど、後半に入ると、義理の両親と打ち解けきれずに悩む子とか、両親が離婚して離れ離れになった兄弟とか、主人公である子供たちの家庭の事情がクローズアップされてくる。

 そしてクライマックス、現実の東京に現れた悪のデジモンとの戦いで、子供たちが守るべき『家族』との絆を再確認するあたりのエピソードは涙なくしては見れません。

 その後またちょっと色々あって、最後に子供たちは自分の少年期の象徴とも言える“デジモン”と別れ、もとの現実へと帰っていく。

 このアニメはもはや『ナルニア国ものがたり』『飛ぶ教室』などの系譜を継ぐ良質の児童文学だ。

 今やってる『デジモンアドベンチャー02』は、また子供っぽい路線に戻ってるけど。




5月22日

 『ファイト・クラブ』。

 鳴り物入りで日本公開された割には、たいして話題にもならずレンタル屋行き。

 冷静に考えてみれば、これで主演がブラッド・ピットじゃなくてあまり売れてない俳優だったら、見ようかという気すら起こらないような作品だからな。

 ひょっとしたら中身は面白いのかもしれんが、最初の時点で失敗している。



 予告編を見た限りでは、どうやら平穏な退屈な日常に疑問を感じる主人公が、ちょっとキケンな変人(ブラッド・ピット)が仕切る喧嘩同好会

(格闘系でありながら会の主旨がハッキリしなかったり、リーダーがいきなり突拍子もない指令を出すあたりはセクシーコマンドー部に酷似

に引き込まれてどうこう、という話らしい。



 要するに、暴力というものを文学的に描いた映画というところだろう。

 これがまず根本から間違っている。



 普通の人はわざわざ映画館に行ってまで金を払って“文学”を押し付けられたいとは思いません。

 それに、余計な理屈をこねる暴力など退屈なだけです。



 『セブン』の監督が満を持して放つ意欲作、とか言われたって、私にとって『セブン』はトラウマでしかないから頼まれたって次回作など見たくありません。

 どうせならブラッド・ピットが巨大ヒーローに変身して戦う『ウルトラセブン』にでもしとけば良かったのにね。 (←ベタなオチ)

 どうも90年代後半あたりから、ストーカー・強姦・精神異常者・猟奇殺人・心身障害者などといった、

 普通はタブーとされているものや人が嫌悪を感じるものをテーマとして取り上げて、見る者の心に無用な爪痕を残し、それを「影響を与えた」などとカンチガイしているような作品が幅をきかせているが、

 やはりそれは単なる露悪趣味であって創作の姿勢としては邪道だと思うのですよ。




5月18日

 柳の下のFFフィギュアを狙って、ペプシコーラを大量に箱買いしたコンビニの皆さん。

 もうちょっと頭を使ってリサーチしようよ。


 まず、ペプシマンのフィギュアは全部でたったの15種類。

 この時点ですでに売上量は半分以下になる計算である。


 この上でキャラクターの魅力や話題性の差を考えたら……。(そもそもフィギュアとしての出来も段違いだし)

 そりゃ、ペットボトルのコーラなんて多少は日保ちするからいいんだろうけどさ。

 


5月12日

 えーっと、上部のメニューに「自主登録リンク」という項目が増えているのはお気付きでしょうか?

 まぁ、これは、掲示板と同じように自分で自分のサイトを紹介して登録してもらおうというものです。



 あまり細かいことは言いませんが、いちおう最低限のルールはこんな感じで。



 *どんなジャンルのサイトでもかまわないが、あまりにも他者を不快にさせるようなものは禁止。

 *「ここが面白いぞ」という他薦も可。ただし、なるべく管理者本人の許可を得るように。少し揶揄する程度なら良いが、露骨な中傷は禁止。



 せっかくだから実用的なリンク集にしたいので、気軽に登録してもらえると嬉しい。

 もしかすると、昔のリンクも全部こっちに移すかも。




5月9日

 コアな映画ファンからは「何をいまさら」と言われそうだが、

 ビリー・ワイルダーの『アパートの鍵 貸します』をレンタルで観た。

 ……いやー、すごいわ。 出てくる小道具や人物、エピソードの全てが周到な伏線になっていて、ムダなものが何一つない。

 冒頭の、タイプライターの動きに音楽を合わせるという小技からして絶妙である。



 この映画、ストーリー自体はごく地味なものだ。

 お人よしの、さえない保険会社員の奇妙でちょっと物悲しいラブストーリー。

 そこには絶世の美女もスパイも殺し屋も大富豪も出てこない。 戦車も飛行機も出てこない。 拳銃……は出てくるか。

(でもまあ、アメリカ映画には恋愛ものだろうがコメディものだろうが銃は出てくるのが普通だからなぁ。

 余談ながらこの作品では、この拳銃の “使い方” も上手いんだ、実に)

 たぶん近年では、派手で説得力のある映像を、これでもかとばかりに畳みかけるような映画が主流で、この作品みたいに観る人に頭を使わせるタイプの演出は流行らないんだろうな。

 前者が悪いとは言わないけど、やっぱり私は、技術に頼りすぎない製作者の生身の才覚がストレートにビシビシ伝わってくるような作品が好きだ。 映画であれ、ゲームであれ。



 おっと、この作品で誉めるべきは監督だけではない。

 ヒロイン役のシャーリー・マクレーン。 やや古い言葉だが「チャーミング」という表現がピッタリくる。

 どうも私は、外人女優というと大味なバタ臭さが感じられて苦手なのだが、このシャーリー・マクレーンは感情表現が非常に豊かで、それでいて押し付けがましくない。

「妻子もちの男との恋に、マスカラは禁物なのにね……」

 決して完璧に整った美女ではないが、惹きつける演技で魅せるという点で、日本で言えば菅野美穂や深津絵里に近いタイプではないかと思う。(って、えらく乱暴な結び付け方だけども)

 そしてもちろん、主人公のジャック・レモン。

 『お人よしで不器用で要領が悪い男の、ダサいがゆえの愛すべき格好よさ』。素敵です。



 ……はぁ。 どうも映画ってヤツは、観た人を語らせる効力があるな。

 ま、下手な映画を観に行くぐらいなら自宅でゆっくりこの作品を観るほうをオススメします。




5月6日

 FFフィギュアのディフォルメ版がほぼ揃い、一つだけ欠けているのも悔しいので、今まであえて避けていたリノアを買ってみることにする。

 とりあえずどれがリノアかはすぐわかるのだが、なんと4連続でクリスタル。

 人それぞれの好みだということはわかっているけども、

 ……やっぱり私はあのバカ女がどうしても好きになれないよ野村さん。




5月5日

↓ とかいうことを書いていたら、意味も必然性もない少年犯罪の話題が飛び込んできた。



 ハイハイ、また 『原因はゲームの影響』 ですか。

 大人は自分が理解できないものを敵視するから、というのが定説だろうけれども、この短絡思考は何とかならんものかね。

 こういう言い方はちょっと不謹慎かもしれないが、本当にゲームに影響を受けたんなら、逆にもうちょっと準備を整えてから実行しないか? 空から装備が降ってくるエアーズ・アドベンチャーみたいな例外もあるけど。

(主婦殺害事件の方では、「少年は逃走資金として2万5千円を持っていたことから計画的犯行」という報道があったが、たった2万5千円で逃げきれる “計画” とはどういうものなのか、ぜひ説明していただきたいものだ)



 一般のゲームは、この現代社会の中で 「殴ったら殴りかえされる」 とか 「ちゃんと後先を考えて行動しないと失敗する」 とかいう教訓をキチンと体験させてくれる数少ない教材だと思うのだが。



 それに、少年の部屋におそらく並んでいるであろう教科書や参考書の束は、どうして影響を与えていないと言えるのだ?

 少年犯罪とゲームがよく結びつくのは、逆にそういう追い詰められた少年にとって、最も安易な “癒し” の手段がゲームだからじゃないか?

(たとえば神戸の酒鬼薔薇君みたいな本物の快楽殺人者は、ゲームなどに目もくれず生きた猫やハトを捌いていたわけだし。世の識者たちの言う『生身のコミュニケーション』ってコレですか?)

 ゲームに現実逃避することは、たしかに正当な道ではないかもしれないが、ゲームをやっていなければ彼はもっと早く爆発していただけじゃないだろうか。



 今だから言うが、かくいう私もいわゆる秀才としてそこそこ有名な進学校に入り、その中で崩れていった典型的なタイプである。今度の事件の犯人と似たような境遇だ。

 これでもしゲームとか 「ものを書く」という行為を通じて “頭のきれるバカ” として生きる方向性を見出していなかったら、それこそ発作的犯行で人生を終わらせるという選択肢を選んでいたかもしれないと考えたりもする今日この頃。

 


  5月3日

 昨日の『リング』の話、私は原作を読んでいないのでこういうことを書くのも何だが、

あの “呪い” とやらはけっきょく何なのだ?

 どんな怨念があるにしろ、それを何十年もたってから、何の関係もない現代の人間にぶつけてどうなるのだろう。

 いったい何がやりたいわけ、貞子サンは?

 ホラー作品をこういう観点から見ること自体、間違っているのかもしれないけど。



 だいたい私はこういう、悪役の行動に意味も必然性も感じられず、ただなんか悪くて怖いだけという話が大嫌いなのだ。

 RPGでもそうだ。たとえばあの魔女アルティミシア。

 自分以外の全てが滅んだ世界を支配して何が楽しいのか。封印されてるのと一緒じゃん。

 もっとありがちになると、単純な権力欲だけで世界征服をたくらむ悪の皇帝というヤツがいるが、これはもっといただけない。

 一国の支配者クラスになれば、人間の欲望の大半は実現できるはずで、それ以上を求めても犠牲と苦労が増えるだけで見返りはないと思う。世界全体を治めるのなんて大変だし。

 私個人の好みで言わせてもらえば、その悪の皇帝の腹心の腕利きの参謀とかいうポジションがベストだ。

 そこそこ権力もふるえるし、現場も仕切れるし、裏で陰謀をはりめぐらせたりして楽しそうだ。

 暴虐な皇帝の横で、表面上はフォローにつとめ、良い子ヅラをしてみたり。

 そうそう、それにトップに立っちゃうと寝返れないしな。



 あ、そうか。

 ありがちな悪役が嫌いなのは、自分のほうがもっと腹黒いからか。納得。


「君の無能ぶりには失望したよ。
 そんな手ぬるいやり方で、理想が達成できると思っているのかね?
 ……もういい、上のほうには私から報告しておこう。 さっさと消えたまえ」


 オイシイなぁ、参謀。 (あこがれ)




5月2日

 あの『リング』シリーズの最新作がついに登場!



 「呪いのビデオは“映画の著作物”に相当し、貞子の法的許可なく複製することは違法である」という判決が東京地裁で下った。もはや呪いを防ぐすべはないのか。

 一方そのころ大阪の道頓堀から、悲劇のチャネラー横山秀吉が念写した第二の呪いのビデオが発見されていたが、規格がベータだったため誰も見なかった。


 そしてついに、貞子の怨念は新たなメディアへと侵食しはじめる……!」



 新たな怨霊・横山秀吉役に藤井隆を起用。 3代目貞子(鈴木その子)との2大怨霊バトルが繰り広げられる!

 早くも全米No1大ヒット!!

 『リング2000 〜貞子 in DVD〜』 今夏公開予定!!




5月1日

 一部の方はすでにご存知だと思うが、私は椎名林檎嬢のメジャーデビュー当時からのファンである。

 最近、急に一般化してしまい、嬉しいような悔しいような複雑な心境だ。

 どの辺がいいのか、とかは今さらなので書かない。

 ちなみに男女別にシンガーに順位を付けるとしたらこんな感じ。



【男性】

 1.小田和正 2.山本正之 3.Gackt

【女性】

 1.椎名林檎 2.笠原弘子 3.中島みゆき



 ……統一性? んなものは無い。




4月29日

 FFネタ第三発。

 私の見たところ、FF8の購買層の内訳は、



 キャラクターに惹かれて……10万人

 グラフィックが綺麗(CG関係プロ含む)……10万人

 純粋にゲームとして面白そう……10万人

 なんか話題になってるから……10万人

 ゲーム業界の仕事関係で買う……10万人

 フェイ・ウォンの熱狂的ファン……1000人

 バカゲー騎士団を見て……50人


 FFだからとりあえず買う……300万人以上



 といった感じだと思われる。

 つまりFF8とまったく同等のソフトが、もし仮に他の名もないメーカーの新規タイトルとして発売されていたとしたら、その売上は50万本ぐらいということになる。 まあこれが現実的な数字だろう。(実際、FF8より出来がいいクロノ・クロスが70万本ぐらいだ)


 もちろんネームバリューだけでこれだけ売れるというのは、これまで築き上げた信用と実績、いわゆる企業努力の賜物なのだが、何ともうらやましい話である。

 しかしこのコギャルの厚底ブーツみたいな底上げボーナスの恩恵を受けられるのは、日本でも最上級の開発スタッフだけであり、いわばロトの装備をそろえた竜王みたいなもので、結局一般のメーカーはどうあがいても商業的にスクウェアを追い抜くのは不可能という図式がすでに完成していたりする。

 もっとも、厚底ブーツには転倒の危険がつきまとうんだけど、ね。




4月28日

 ゲフッ。(コーラ飲みすぎ)

 しかし、あっさり策にはまっておいて言うのも何だが、スクウェアはキャラクターを印象付けるのが上手い。

 正直なところ、リアルタイムポリゴンで感情移入に耐え得るマトモな人物の造形を作るのは非常に困難である。

 (出来たとしても、それには莫大な機材費と人件費がかかってしまう)

 そういうわけで完成したモノはどうしてもどこか非人間的なシロモノになってしまうが、FFの7や8などは発売前から野村氏のイメージイラストを大々的にメディアに露出することで、そのギャップをユーザーの想像力で補わせる方法を取ったわけである。

 つまり我々は、あの能面テクスチャを見て無意識のうちに野村氏のイラストを重ね合わせて想像し、PS2よりはるかに高性能な自分の脳内でグラフィックを補完しているのだ。



 このへんを計算に入れず、とりあえず3Dポリゴンで表現すればカッコイイRPGになるぜ、とばかりにやってしまうと、人物の魅力が全く感じられないヘボ作品が完成してしまいがち。

   時間と金をつぎ込んだはずの3D大作が、ドット絵をへろへろ〜と貼り付けただけの作品に負けてしまうのは、大抵これが原因である。



 もっとも、スクウェア並みの広報戦略を実現しろと言っても、それはそれで予算的に難しいのだが。




4月27日

 さて、今回のFFIX。

 私の想像では、前回の反応でリアル路線は少し時期尚早と判断したか、『トイ・ストーリー』のようなディズニー調CGにうまく日本のアニメ絵を融合させ、海外市場を狙っているのだろうと思う。

 なんでそこまで海外にこだわるのかと言えば、もはや国内のFFユーザーは飽和状態で大幅な増加が見こめず、膨れつづける開発費を回収しきれないからだ。

 少年マンガで主人公が日本一になったあとは世界大会がはじまるのと同じと言える。



 ……とは言え、海外の映画やゲームが日本で大ヒットすることはよくあるが、その逆となると、せいぜいマニア向けの域を出ないことがほとんど。

 よく日本人は閉鎖的だと言われるけれども、実際これほど節操がなく他国の文化をホイホイ取り込む国はそうそう無いし、

 向こうが開放的なのは拳銃とドラッグ、あと米と牛肉とオレンジだけという気もする。

 あるいはもしかしたら、『全米No1大ヒット!!』という便利なキャッチコピーが通用しないせいで売れないのかもしれない。



 それにしても、あれだけ映画的手法にこだわっていたスクウェアを尻目に、あくまで 「ゲーム的なゲーム」 にこだわり続けた 『ポケモン』 が日米の映画業界を覆してしまうとは、皮肉な話である。

 


4月25日

 《お知らせ》


 えー、完全な活動再開ではありませんが、ちょっとサイト構成をまとめ直してみました。

 それに伴い、申し訳ありませんが相互リンクの申し込みや美術館への投稿などはとりあえず正式に打ち切りということにしたいと思います。そのうちにまた何か用意しますので。



 ……ところで当サイトは、開設当初から 「シンプルで軽いサイト」 をコンセプトにしてきた。

 トップページから重い画像をふんだんに貼られたり、凝った画像ボタンを使われたりすると、完全に表示が終わるまでどれから見ていいやらわからないのがイヤなのだ。

 インターネットにしろゲームにしろ、私は読み込み時間というやつが大嫌いなんである。

 だが最近では2年前に比べ格段にマシンパワーや通信環境が向上している……が、今回のリニューアルで騎士団はますますシンプル化してしまった。

 もともとこのサイトは、他の重いページを読み込んだりしている間に、片手間で読んでもらえればいいと思っている。

 それに、基本的なHTMLタグだけでもこの程度のものは作れるんだというアピールの意味もある。 純血種テキストサイトの心意気というやつだ。

 




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