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 しばらく書かないつもりだったが、色々と思うことがあったので書くことにする。

いわば「怒り」バージョンである。

 他人の愚痴など聞きたくないという方は読み飛ばして下され。




外伝その1


 例の「NO RESALE」に関して少し。

 任天堂全盛期のように出せば売れるという時代は過ぎ去った。現在は、中小メーカーなどは本当に経営が厳しいらしく、新作を出したくても出せないというケースも多いと聞く。

 そういった事情を踏まえて、私は「中古ソフト撲滅キャンペーン」に全面的な反対はしてこなかった。これから先、中古売買に何らかの制限が付くのは仕方ないと思っていた。

 だが、最近のCESAらの態度は目に余る。

 この際、思っていることを全部書いてしまうことにする。


 ・・・これが、アンタたちが見ないフリをしている消費者の生の声だ!




我々は、自分自身の利益のために、「撲滅キャンペーン」に反対する。

自己中心的に聞こえるかもしれないが、これは消費者としての当然の権利である。



もし中古販売が無くなれば、今までとは比べ物にならないほど、コピーソフトや海賊版が横行するようになると思われる。結果、市場は混乱し、開発者はプロテクトなどに余計な労力を割かねばならない。

 同様に、インターネットなどでの取引も増え、さらなるトラブルにつながるだろう。

 他にもユーザーの買い控えなど、業界全体にマイナスになる事態を引き起こす危険性が非常に高い。



メーカー側が訴訟という手段を選んだ以上、最終的な判決が下るまでは、いくら中古売買をしようが文句を言われる筋合いはない。“疑わしきは罰せず”が法の基本精神である。



映画的だから頒布権があると言うが、その映画自体、ビデオカセットという形で販売された場合は、事実上レンタルも中古も容認されている。

 小説やCDももちろんそうだ。なのにゲームソフトだけそこまで厳密に著作権をあてはめようとするのは、どう考えても無理がある。

 ・・・と言うか、CESAの皆さんはもちろんCDをレンタルしたり古本屋へ行ったりしてませんよねぇ? 同じ著作物なんだし、率先してそれぐらいはやってみせてもらわないと。

 ああ、そうそう、他人から借りたWin98をインストールしたりするのもダメですよ。



気に入った作品ならば、中古ショップに売り飛ばす気にはならない。本当に良質な作品に対しては、我々は新品を定価で買うことを惜しんだりしない。よりよい次回作を作ってくれるのなら、1000円ぐらい上乗せしてもいいぐらいだ。



つまらない商品ばかり作る会社の経営が苦しくなるのは、資本主義社会での当然のルールである。見せかけの平等が欲しいなら共産圏へ行け。



手前勝手な計算は自分の首を絞めることになる。『3130億円の販売機会の喪失』というが、ならばもし中古売買が廃止されたならば、その分だけ確実に売上げが増えるということだろう。

 そうなったらそのうちの500億円ぐらいは消費者に還元するよなフツー。本当にそれでいいんだよな?



『カルドセプト』『東京魔人学園』のように、小規模の開発チームでもいいゲームは作れる。





・・・単なる一ゲーマーに過ぎない私でさえ、これぐらいの問題点はすぐに思い浮かぶ。

 しかし、CESAらはこういったごく基本的な問題に対し、いまだに説明らしい説明をしていない。

 これでは、「こいつらひょっとして何も考えてねーんじゃないか?」と思われても仕方あるまい。




外伝その2


 ネット上で、薔薇野郎に関するこんな文章を見つけた。


美食戦隊・薔薇野郎(SFC '95/9/29)

「超兄貴」フリークのおれは「買わないんですかぁ?」とさんざん訊かれた。 ふざけるな!こんなカスと一緒にしてくれるなよ。
違いがわからない、というヤツは娯楽を享受する資格がない。
安永航一郎の「県立地球防衛軍」からメジャーになった「兄貴」表現、不勉強なオタクが安易に使うのは許せない。
情念、美意識のない単なる茶化しは迷惑だ。民放テレビのクソお笑い番組の見過ぎじゃねえのか。
頭悪ぃ、死ね。


 もはや腹を立てる気にもなれない。だから、開発者かぶってるんだってば。超兄貴と薔薇は。

 文章の一つ一つが、鏡に映したように筆者自身に当てはまっている。これはもしかして、高度な自己批判セルフ突っ込みというヤツですか?

   そもそもこれを読む限り、この人は薔薇野郎を買わなかったようだが、プレイしてもいないのに何故ここまで書けるのだ?

 この人のサイトにはこんなレビューが数十本も並んでいる(半分以上はプレイした様子がない)。ギャルゲーを徹底的に誹謗しているクセに『ときメモ』にだけはしっかりハマっているのにも呆れる。中にはゲーム内容と関係なく、自分の知人の身障者を侮蔑する文章もあり、ゲーマーとして以前に人間としてどこか間違っている。

 映像と音楽、そして指先の操作などを組み合わせたゲームというメディアは、小説などに比べ、受け手の心理に訴えかけやすい。そのため、この程度なら自分にも作れると思い込んでクソゲーを作ってしまうデザイナーや、この人のようにゲームを評論することに対して甘い考えを持っているゲーマーがあとをたたない。(『クソゲー白書』参照)

 だが、批評と中傷は違うのだ。

   人には主観というものがあるから、百歩譲って心の中で思ったり友人相手に語ったりするのは良しとしよう。しかしホームページに書くとなると話は別だ。

 インターネットは確かに便利で安易なメディアだが、不特定多数を対象にした発言には、大きな責任がつきまとうということをわきまえてほしい。


 もし、道端で、根拠のないあなたの悪口を大声で叫んでいる者がいたとしたら、あなたはそれを許せますか?


   ・・・まぁ、ここで言っても仕方ないのだが。




外伝その3(口直し)


 心機一転、髪を切った。

 散髪屋のオヤジが、しきりに私のことを男前だとほめる。客に対する社交辞令だと思っていたら、

そのうちにオヤジは、しきりにジャニーズ入りをすすめてきた。

 「んなアホな」とツッコミを入れたいところだが、椅子の上で姿勢を封じられている上に、相手はハサミやカミソリを持っているのでそれも出来ない。


「あんたならキムタクを超えられる!

 ワシと一緒に世界を獲るんじゃ! 立て、立つんだジョー! (ここまでは言ってないが)」


 もしやこのオヤジは 『電波でGO!』 な人ではないかと怖くなったので、金を払って早々に立ち去る。

 もう二度と行かない。


 ジャニーズに入るつもりもない。




  外伝その4


 PS版『エアガイツ』にセフィロス・ヴィンセント・ユフィが登場!

 やってくれるぜスクウェア!!


 次はコンパイルを会社ごと買い取って『FF7対戦ぷよぷよ』でも出しますか?

 やはりあの会社はこうでなくっちゃあ。ここ最近の妙なカリスマ気取りよりよっぽど好感が持てるぞ。

 世間ではいろいろ言われているが、こういう豪華絢爛な力押しこそスクウェアの本領だろう。でも、オヤジたちも出してやれよ。可哀相だから。




 

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