この道わが旅 夢幻工房入り口 -> 2次創作



「月うさぎ」のあとがき



と、いうわけで。
クリスマス企画の「4つのプレゼント」で投票が一番多かった(と、言っても総投票数2票ですが。)うさぎxコウの18禁SSです。

うさぎは、実は一番18禁を書き難いんですよ。
マナや、オロチ、リンなんかは簡単(と言っては失礼ですが)なんですけどね。

王道的なラブラブキャラっぽい、メインヒロインという位置づけですし。
日暮さんにも愛されているこのキャラを…ってのがあったんですが。

さて、このSSは、4つのプレゼントの続きとなっておりますので、そっち読んでもらうともうちょっと楽しめるかもしれません。
もちろん、あっちは18禁じゃないので、小さなお子様にも安心です。

4つのプレゼントはコチラ

とりあえず、他のキャラが投票されていたときのシチュエーションだけでもご紹介。

メモによると、うさぎのところにだけ「なんかラブラブで」とか書かれてあったのは内緒です。
なんだそのアバウトな支持は!クリスマス前のオレは何を言いたかったんだ。



おまけSS「マナと特訓・新しい知識を身につけろ!」


マナの家で女の子だけのクリスマス会。

うさぎと凛はマナに呼ばれてパーティーを開いていた。
美味しい料理とシャンパンを少しだけ……のはずだったんだけど……


「きゃはは!うさぎちゃーん」


──酔っ払いがここにいる……


「なぁ〜にぃ?ぜーんぜん、わたし酔っ払ってないよ〜だ」


──ウソだ。完璧に酔っ払っている……


毎度のことながら、シャンパンで完璧すぎるほど酔っ払って上機嫌になるマナはすごいと思う。
「はぁぁ……」と溜息をつきながらうさぎはマナを見つめていた。

「マナちゃん。シャンパンその辺で止めたら?ほらぁ」

無理にビンを取ろうとするが「いやっ!」と奪い返されてしまう。
シャンパンのビンを抱きしめるマナ。ほんのり桜色に染まった頬をぷぅと膨らませて抗議する。

「やぁーだ!ぷぅーんっ!酔っ払ってないもんね〜だ。」

──アタマ痛い……

マナの様子にアタマを抱えるうさぎ。
その様子を見ながら、笑いが止まらない凛。

「マナちゃんってこんなになっちゃうんだね。いつもの様子からは想像できないよ、おっかしい〜」

「凛ちゃん〜笑ってないで何とかしてよぉ〜」


楽しいパーティーはまだまだ続く。
前に学年で自然の家とか言うところにみんなでお泊りをしたっけ?えっと、集団宿泊訓練?
そのときも、夜通し仲良しな子とお話しようとして先生に怒られちゃったっけ。

今日は泊まって行きなさい、というマナのお母さんのお言葉に甘えて三人はおしゃべりに夢中になっていた。
……少なくともマナが酔っ払ってしまうまでは。


と、突然、ドンッとシャンパンのビンを置くマナ。
目がトロンとして、こっちを向いて頬を緩めている……

「凛ちゃん、うさぎちゃん……い〜コト聞きたくない?聞きたくない?」

──本能が「なにかヤバイ」と告げている……でも……

うさぎと凛は顔を見合わせて……コクリと頷いた。
その様子に満足したのか、またシャンパンのビンを抱きしめるマナ。


「あのね、好きな男の子が、もぉ〜っと好きになってくれる方法なんだけど……ちょぉ〜っとエッチなんだけどね」

ニコニコしながら顔を近づけるマナ。
顔を見合わせて、二人とも同じように顔を近づけて答える。

「……うん、で、で?」「……マナちゃん、それで?」

そこまで言って、マナはソーセージにフォークを刺す。
ちょうどソーセージが縦になるようにして、口元に持ってくる……

「これを、男の子の……」

うっとりとソーセージを見つめるマナの瞳。
うさぎも凛も、マナのペースに完全に飲まれている。

──もしかして……男の子の……

──あれ、そうだよね……男の子のって……

少しの静寂の後、マナはおもむろに二人を見つめながら答える。

「そぅ、二人の想像通りのもの……」

小さな舌をいたずらっぽく出して、微笑むマナ。
そのままソーセージに向かって舌を近づける。

──ペロッ……ちゅっ

ソーセージを舐めて、そのまま唇で軽くキスする。
唇を離して、こちらをジッと見つめると、口を開く。

「ふふっ、こうやって……キスしてあげると、男の子はとっても喜ぶの」

そう言うと、また唇をつけるマナ。
舌を少し出して上下に動かしながら、唇を優しく動かす。

──ゴクッ

その様子に、自然とつばを飲み込む二人。
マナの顔は上気して、とてもうれしそうに見える……

「でもね、ソーセージと違って…本物には、ここにでっぱりがあるの」

舌を使って、ちょんちょんとソーセージの上のほうを触るマナ。
上から「あーんっ……」と咥え込むと唇を上下に動かす。

──ちゅぽっ

唇を離して、こちらを向くマナ。
うさぎも凛も真っ赤な顔で、その様子をじっと見守っていた。

「さっきみたいにして、出っ張りのところを刺激してあげると……いいんだよ」

クスクスと笑うマナの妖艶さにどんどん飲まれていく二人。
桜色の唇を半開きにして、マナの痴態を食い入るように見つめる。

──マナちゃん……すごくエッチな顔してる……

──マナちゃん……すごい、うっとりしてる……

そう思いながら、チラリと隣の顔を見る。
うさぎは凛を、凛はうさぎを……二人とも、潤んだ瞳、熱に犯されたような顔……

「えろーい、凛ちゃん…えろーい」

「うさぎちゃんこそ、エッチっぽいよ?」

クスクスと笑いあう二人の様子を見ながら、上目遣いに見上げるマナ。
だが、舌でソーセージを舐めるのは止めない。

──ハァッ……

熱い吐息を吹きかけると、二人の目の前でソーセージを揺らすマナ。
ゆっくりと熱い唇を開く。

「ここはね、とっても気持ちいいところなんだって……ふふ、知ってた?」

舐められてぬらぬらと光るソーセージを二人の目の前で揺らしながらしゃべるマナ。

「こうやって、刺激して気持ちよくしてあげると……あぁっ、とか うぅっ、とか……気持ちよさそうな声を出してくれるの」

にっこりと笑う。……その瞳は二人を飲み込もうとするほど、暗く潤んでいる。
二人の胸の奥が熱くうずく。ドロドロした欲望がこみ上げてくる…熱い、暑い、アツい……


「いっぱい気持ちよくしてあげると……先っぽから 白い 苦い すっぱい ねばねばしたものが出てくるの」

出てくるのは、精液。知ってる、赤ちゃんの素。保険の授業で習ったけど……でも、味とか色とかわかんないけど……
マナの様子では、口内に出されたことがあるような。誰の?カケルくんの…?

「無理に飲まなくてもいいんだけど…飲んでくれるとうれしいんだって。ふふ、少なくとも──くんはね」

名前が聞き取れなかったけど、そんなことはどうでもいい……
キュゥッと胸が締め付けられる。

うさぎも凛も、思わず想像してしまう。大好きな男の子が自分の手で気持ちよくなってくれる様子を。
熱い吐息を漏らしながら自分の名前を呼んで、切なそうに見つめる……

「……はぁぁ……」

「……ふぅぅ……」

二人で一緒に溜息をつく。
その様子にクスリと笑って、マナは一言。

「うふふ、そう。男の子は、本当に気持ちいいんだって。最後は全部受け止めてあげてね……」

いたずらっぽく微笑んで、べとべとになったソーセージを置く。
淫靡な夜は、静かに更けていった。



……………………



朝になって洗面所で顔を洗う三人。
でも、うさぎと凛は、昨日のことが気になってしょうがない。

「マナちゃん、昨日の……ドコで知ったの?」

真っ赤な顔でマナに問いかける二人。
反対にマナは、ニコニコ笑いながら「んっ?」と言う。

「昨日……あ、もしかして、酔っ払っちゃって……あんまり覚えてないんだけど、何か言ってた?」

──まったく覚えてなさそうで、説明するのも恥ずかしい二人だが……

説明を開始すると、真っ赤な顔がもっと朱に染まる二人。
だが、マナも同じく、それ以上に真っ赤になっていってしまう。

「……も、もしかして、ほ、本当にそんなこと……教えてた?」

「うん…」「ええ……」

コクンと頷く二人を見て、真っ赤になって溜息をつくマナ。
もじもじと恥ずかしそうに「あのね……」と切り出す。

「えっと、その……カケルくんから貰った本に……」

目を見合わせて唖然とする二人だが、次の言葉は決まっているようだった。

「マナちゃん……あの…今度見せてくれる?」

小声で問いかける二人に、真っ赤な顔のマナは頷くのだった。





この道わが旅 夢幻工房入り口 -> 2次創作