ゲーム体験記
3次元格闘ボールズ
機種:SFC / 発売:メディアリングス
スーパーファミコン初の3D格闘ゲームと鳴り物入りで登場し、
各ファミコン雑誌で技の名前を募集したり、キャラクターを募集したりしていましたが、
発売された後は、痛かったのか一言も触れなくなりました。
んで、おいらが¥1980で発見して捕獲。
まず、電源をつけてみる。走る恐竜、燃える文字、妙に気合いが入ってます。
でも、そこまででした。
ぽいっ、あぁ〜ん、んふ、ぽいっ、あぁ〜ん、んふ、と妙なSE
が耳に注ぎ込まれます。
新手の洗脳メッセージかぁっ!!と感じましたが、あながち嘘ではありません。
どうやら、ゲーム中のダメージボイスをラップ調にまとめてあるようですが
邪悪以外の何物でもありません。
で、気持ちを落ち着けて、スタート。
キャラクターが球体のみで構成されているので怪しいったらきりがないですが、
まず、わたしも技の名前を考えるのを手伝った(ファミマガ読者)ピエロを選びます。
なんとなくはじめて、まず後悔。すごく奥行きわかりにくいです。
3Dにとっては致命的なぐらい。
そして、技がわかりにくい。と、いうわけで、なりふりかまわずキックの連打をしていたら
突然敵がはじけます。あっ、と思ったらピエロが踊ってます。勝ったと分かるまでに数秒かかりました。
せっかくだから説明書を読みます。分かった事といえば
設定と必殺技の名前と出し方、それと超必殺技と体力回復方法でした。
しかもこのゲームの超必殺技のコマンドの簡単さは群を抜いています。
相手のHPが減ってないとだめだったり、近づかないとだめだったりしますが
なんたって、↑↑なんですから、許してあげましょう。
また敵のジャンプ中にもダウン時にも当たることも見逃せません。
技の練習のために2P対戦を選んで再スタート、こっちが必死で技の練習してるのに
少しでもキー入力が無いと勝手に踊っています。
とにかく、COM戦です。必殺技も分かったし、今度は面白いだろうと思うと
それが罠でした。
出たかわかんない、当たらない、ないない尽くしのせいで、何もできずに体力はどんどん削られてゆきます。
いまこそ体力回復、と意気込んでフィールドの端まで逃げます。
追いかけて来る敵も気にせず、体力回復コマンド(↓↓連打)を行うと
なんか、謝ってます、非常にスローモーションで。それとともに回復する体力。
でも謝っている間に、敵の超必殺技をくらって死亡。なんか悲しくなりました。
それからも、ジャンプ中に地上攻撃に当たったりと散々な目にあいながらも
導いた結果が、絶え間無い攻撃を与えた後に上連打(超必殺技)ですが、
勝手にカメラワークの変わる画面と、
怪しげな当たり判定に泣かされる事には変わりありません。
四苦八苦しながらクリアしていって、青い色の球体で構成された敵キャラが
ははぁ〜ん、ふふぅ〜ん、とかいいながら
同ラインにいたら空中、地上お構い無しに当たる見えない飛び道具をうってきたときに電源きりました。