2010/08/15+04:00:51 ベスト・キッド ベスト・キッド http://www.bestkid.jp/ ウィル・スミスがエンディングのメイキング写真の端々に出てきて笑いをこらえるのに必死になるとかマジどういうことだよ! 自重しろよ、ウィル・スミスは!本当にオレオレだな!でもそこが好きだ。 ○あらすじ デトロイトから遠く中国は北京まで引っ越してきたドレ少年。 しかし、初日に少女を巡ってケンカをし、相手の少年のカンフーでボコボコにやられてしまう。 それ以来、学校でも何かといじめられるドレ。少女はかばってくれるも、彼の心はすさんでいった。 彼をいじめるカンフー少年と仲間に泥水をぶっ掛けて仕返しをするも、逃げたドレは追い詰められてしまう。 またもボコボコに殴られるドレ……しかし、マンションの管理人であるハンさんが助けてくれ、不思議な治療で怪我も治してくれる。 そして、ハンとドレは彼らのカンフーの先生とひとつの約束をすることになる。 「今度のカンフー大会までドレには手を出させない、この大会にドレは出場する」 これ以上手を出されないながらも、あまりにも荒唐無稽でひどい約束に、ドレは憤慨しながらもハンさんにカンフーを習うことになる。 しかし、来る日も来る日も、自分のジャケットを、着る、かける、落とす、拾う、を繰り返す。 どうしても信じられないドレの怒りが爆発したとき、ハンさんは組み手を行なってくれる。 ジャケットを、着る、かける、落とす、拾う、という行為は、すべて組み手の基礎の動きであった。 修行を続けながらも、いまいちお調子者のクセが抜けないドレ。 そんな中、自分をかばってくれていた少女は父親から「彼と関わるな」と言われてしまい、ドレと距離を置くようになってしまう。 そして、同時期にハンさんの心の痛みを知るドレ。 少女の心、ハンさんの心、そしてカンフーに向かい合う心、自分の心を見直すドレ。 そして、ドレは初めて自分からカンフーを学ぼうとハンさんを動かした。 また、少女の父親に自分のしてきた行為を謝罪し、それでも許してくれるのなら試合を見に来て欲しいと頼む。 そのドレの姿に、ハンさんは一層厳しい修行を与える。 試合の日。 準決勝で、ケンカ相手のカンフー少年と同門の拳士と試合するドレ。 だが、彼の反則行為で足を怪我したドレにハンさんは言う。 「もういい、なぜ試合をしたいんだ」 「まだ、あいつが怖いんだ!勝っても負けても、あいつが怖くなくなりたい!どん底で逃げたくない!」 ドレのその言葉にハンさんは足の怪我に応急処置を施し、決勝戦に向かわせた。 ケンカ相手のカンフー少年に相対し、全力を持って戦うドレ。 そして、彼に勝ったドレ……その姿にケンカ相手のカンフー少年もドレのことを認め、屈託のない笑顔で抱き合ったのだった。 ○感想 ということで、ハンさんはジャッキーであり、吹き替えだったから石丸さんで、いつものあの声だった。 完全にリメイク作品なんだけど、俺的には元のベストキッドは「ワックスかける!ワックスとる!」しか知らないし、アレは空手と 18歳の青年だし、今回のとはちょっと違うよなとは思う。 メインのシナリオである、いじめられて助けられて武術を習って大会で優勝するっては同じながらも、違う作品だと思う。 ドレの少年らしい、「俺サイキョー」って姿が、ハンさんや少女の心に触れることで、一気に変化するのはいいと思った。 ベストキッドの元のほうもそうなのかね。ミヤギさんの心に触れるとかあったのかしら? ともかく、ラストに向かう展開はとてもいい。オレオレのドレの心が変化し、カンフーとともに人々への感謝を忘れずに歩んでいく姿がとてもいい。 そして、万里の長城での特訓や、マンション屋上での特訓、ハンさんの家での特訓……いい、カッコイイ。 まさに、ベストキッドのタイトルどおり、少年のよい成長物語だった。 なんか登場人物が全員若返ってるのにブツブツ言ってる批評家とか居るみたいだけど、俺はこの年齢設定でよかったと思うよ。 特に中国なんだから。そして、いじめられっ子と、いじめっ子が一瞬で仲直りするのは、あの年齢しかないだろう。 |