2009/01/24+12:57:22 

わがままファッション ガールズモード
http://www.nintendo.co.jp/ds/azlj/index.html



ちょっと時間が空いちゃったけど、リハビリ代わりに。リハビリ言うな。


子供の頃を思い出せば、女の子ならやったかもしれないお店屋さんごっこ。
私店員、あなたお客。あら奥様とてもステキです似合ってますね。そうね、どことなくガンダムにそっくり。お前クビ。

マサルごっこはともかくとして、このゲームは自分が女性店員になってカリスマショップ店員の階段を駆け上がるサクセスストーリー。
男の子は想像できにくいと思うから、とりあえずドラクエIVの3章武器屋トルネコを思い出せ。アレはアレでちょっと違うけど。


プレイ内容は至ってシンプル。

お店で売るアイテムを仕入れて、お客さんを接客してアイテムを販売、得た利益でまたアイテムを仕入れる……そんな行為の繰り返し。
ある程度自信がついたらファッションショーに出場して、チャンピオンになれば次のステップに進めるという形で、最後のファッションショーで優勝すればエンディングを迎えられます。


さて、まず驚くのが、ファッションの多様性。当たり前だけど。

ガルモのファッションブランドは全部で 16種類。
それぞれ個性的で、例えば Chってブランドは完全な高級ブランドであり豹柄やシルク素材など満載でお値段もすばらしい。
ブリティッシュな TERSEはチェック柄やボーイッシュなズボンなんかもそろえられた元気な感じのブランドでかわいらしい。
ゴシック調の Raven Candleなんかは黒一色で気がつけばコレばかり店に並ぶゲーマー連中が多いこと!ちくしょう、俺もだよ。

しかもそれぞれのブランドごとに、インナー、アウター、そのほか帽子にズボン、スカート、靴などありとあらゆるジャンルのアイテムが勢ぞろい。
開発したシンソフィアが『気がついたら 10000アイテム超えてました(テヘ』とかかわいく言っても許せないほどのアイテム数はただただ驚愕するのみ。

なおかつ、ファッションという数値化できないものなのでパラメーターの上がり下がりなど数字の優劣は一切ナシ。
その上、普通は水増しの代名詞である色違いなんかも、ファッションなんだし逆にそれがなけりゃダメでしょというレベルの要素なので、ただただ関心するのみ。

普通はアイテムに数値をつけて、その上げ下げで優劣をユーザーに分かりやすくすることがゲームとして成り立たせるキモなんだろうけど、ファッションなんて人それぞれ十人十色。

『あ、この子アイシャドウが青だから青が好きなのかな?』とか『コイツ完全にゴスロリだよな、やっぱりこのフリフリを売るべきだろう』とか悩みながらの接客を楽しませてくれる。
特に その子が気に入ったアイテムだと、試着室から出てきた瞬間 花びらが舞ってお客さん大喜び!追加アイテムを購入してくれるから こっちも大喜び!

お客さんたちも個性的で、数十時間遊んだけど まだ新規のお客さんが来るとかアイテム数だけじゃなくてお客の数までえらいことになってるのかよ。
何度も足を運んでくれるお客さんから、クラブに誘われたりお茶会に連れて行ってもらったり、自分、店長なのに店空けすぎじゃね?


また、DSの時計に連動して春夏秋冬 季節にあったアイテムが発売されるとあって、本当にダメなゲームを作りやがって!ちくしょうめ!
発売されたのは 10月であり秋物が販売されてたけど、ちょうどプレイが終わるあたりの 12月で冬物にチェンジ。見事に計略にはまって konozamaだよ!

冬に夏秋物とか売っちゃうと『それって今の季節じゃ寒いよね、だから買わない』とか言われて、へこむこと間違いなし。だから売るなよ、そんな薄い半そでシャツ。

そのほか、アイシャドウやマスカラ、口紅にヘアスタイルもある程度まで変更可能で、昔懐かしヤマンバスタイルなんかもできちゃって、あれ?案外これ服合わせればかわいくね?


以上の要素に加えて、ネットワークでも大活躍するのがズバリ『マネキン』。

マネキンを自分が好きなアイテムでコーディネートしてお店にディスプレイしておけば、『あら、あのマネキンセンスいいわね、全部貰うわ』とかポンと札束握らせてくれて、店長ガラにもなく大喜び。
自分のセンスがコンピュータ相手といえども認められるのは非常に嬉しいのに、なんとマネキンをネットワークでも共有できるのがガルモのすごいところ。

Wi-Fiでネットワーク上に支店を作って、そこに自分の感性に従ってマネキンをコーディネート。そのままジッと待つ、もしくはチラシを配ってお店の宣伝をしたり、自分の支店の場所を人に教えたり。
ともかく Wi-Fiに繋いだ生身の人間が自分のファッションセンスをピーコ張りにチェックして、気に入ったらご購入してくれるなんて、ちょっとドキドキじゃありませんこと?

あまりにも支店の数が多くなりすぎてちょっと大変だけど、センスに共感できるお店を見つけられた喜びは何事にも変えがたく。
自分のマネキンの売り上げが上がるたびに『今度はこんな感じで攻めてみようか?』とコーディネート欲求がふつふつと湧くこと間違いなし。

10000以上ものアイテムから導き出されるコーディネートの数は無限大。つまりそれは貴方のファッションセンスが問われているのよ!おすぎです!ピーコです!



とてもステキなゲームであり、実は男の子も遊べるけど、やっぱり女の子にも遊んで欲しいと思えるソフト。
このゲームの開発者の中には自宅の鏡の前でひとりファッションショーを開いちゃうような生粋のファッション大好き人間が存在するぐらいなので、ツボは心得ていること間違いないんじゃないのかな。

ともかく、とても面白かった。自分がこんなにファッションセンスないとかそういう話は置いておいて、ゲームとして本当に面白いよ。


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