2008/10/18+22:47:41 

くまたんち
http://www.dmpl.co.jp/kumatan/



クリアというか、2週間が済んだので公開。


「えッ?このゲーム何もできないじゃんか!見てるだけのゲームなんてやってて楽しいの?」
なんて声が聴こえてきそうなのが、この『くまたんち』というゲーム。

ゲーム内容は至ってシンプル。くまたんを2週間お世話するだけ。
お世話と言っても、見守るだけで特に何かする必要はなく、しいて言うなら芸をするための道具を買ってあげて、お稽古でうまく行ったら褒めてあげるぐらい。

細かく言うなら、ウロウロしながら家の中の家具や遊び道具を触っているくまたんを見守りつつ、6分ごとに起きる動物園の仲間との会話シーンや、芸のお稽古を見守り、30分ごとのくまたんショーでお金を稼ぎ、家具買ったりエサを買ったりするのを繰り返すゲーム。


そんなわけでプレイヤーは本当にただ見守るだけ。文字通りプレイしなくてもいいゲーム……とまぁ、コレが普通というかパッと見ただけの反応だと思われる。
ファミ通のレビューがどうのこうのとか言われてるけど、とある人間には0点、とある人間には10点っていうゲームなのでしょうがない。

「みらののアルバイトこれくしょん」とか「森川君2号」とか「アップルタウン物語」とかのアニメーションを見てるだけで楽しいゲームたちの究極系であり、究極系だからミニゲームすらない。まさに見守るだけ。
そりゃーお前、一応天下のファミ通様なんだから『ミニゲームもない見てるだけのゲーム』に対して高い点数やれないわな。

だからさっさと飯野賢治と鈴木みそが話してたみたいにレビュワーのゲームに対する趣味趣向を公開しろって。
今回も点数低くつけたレビュワーは、こういうゲームが大嫌いな分類の人だったっていう事実は大部分の読者には不明なんだから。

……閑話休題……。


で、俺はどうかって言うと、10点とは言わないけど8点や9点はつけたいゲームなんだよなぁ。
一言で見守ると言っても、ゲーム中にはこんな風にたくさん種類がある。

・何種類もある家具を集めて自分だけのくまたんハウスを作って見守る。
・家具や遊び道具で生活したり遊んだりするくまたんを見守る。
・無数にあるくまたんの仲間たちとの漫才のような掛け合いを見守る。
・芸のお稽古やショーでの成功や失敗の姿を見守る。
・おいしそうにエサを食べるくまたんを見守る。

このたくさんの『見守る』ってのの違いがわかって興味がある人間なら、たぶん買ってもいいんじゃないのかなぁ。

本当にくまたんのモーション数やセリフ数が多すぎてしょうがない。ひとつのアイテムに3パターンとかザラで、芸のための道具なんかはレベルに合わせて失敗と成功が別々にとかあったりして困る。
なので、こういう系統のゲームに良くある『せっかくアイテム買ったのに1パターンしかモーションやセリフがなくてがっかりしちゃう』ってコトはあまりないと思われるがどうだろうか?(疑問系

そんな感じで、俺みたいなアニメーションをジーッと見てるだけで楽しめる人間にとっては、非常に満足できる内容だと思う。
今ならニコニコ動画で「くまたんち を実況」ってのがあるので、興味がある人は見てみると何かつかめるかもしれない。


万人にオススメできないどころか、無双大好き!アクションゲーム大好き!って人には絶対オススメできないとか人を選びまくるゲームなんだよ、本当に。だからファミ通の評価もある意味正しい。
だけど、細かいアニメーション大好き!もうちまちま動いてるの見てるだけで癒されるよ、コントローラとか持つの面倒だよって人には超絶オススメできるゲーム。
たった2週間じゃ全部のアニメーションもイベントも見れないし、家具も集まらなきゃ遊び道具も集まらないので、いつまででも見守れるゲームだから買うと良い。

ちなみにハバネロの人々もゲスト出演を果たしてて、くまたんショーに牛乳さんとハバネロ姉さんが来てるのは確認したよ。


……あー。俺は本当にこういう「やらなくてもいいゲーム」ってのを待ってたんだよなぁ。

難点を言えば、「時間を止める」という選択肢がなくて、起動してロードしたら強制的に時間が進んでいるので、くまたんによく嫌われちゃうことだろうか。
いや、DSをスリープ状態、つまり閉じておけばいいんだけどさ。他のゲームが起動できなくて……つまり、くまたんち専用DSの出番ということか!!!



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