2008/07/07+12:00:15 

ぼくらのテレビゲーム検定 ピコッと!うでだめし
http://namco-ch.net/tv_game_kentei/





ゲーム検定の話とか。正直、期待しすぎてたかもしれない。
テストで 80点ぐらいを想像してたんだけど、68点だったみたいな。ガッカリ感が強い。
なんだかんだ言いながらも、一応キッチリ遊んでるんだけどね。金メダルも 60個取ったし。

ゲームの基本ルールは以下の通り。

・ナムコが過去に出したゲームそのまま、もしくはモチーフにしたミニゲーム 6つをランダムにプレイできる。
・その 6つのゲームを 1パックとして、ひとつのステージでは 6パックから選択してプレイする。
・プレイに成功すれば、その成功度合いに応じた評価が得られる。失敗するとハートが減って、ハートが全部なくなると最初から。
・6つのゲームを終えると評価集計。評価が一定量を超えると、銅メダル→銀メダル→金メダルともらえるメダルが変わる。
・金メダルを 5つ取るごとにご褒美。同じゲームのミニゲームを連続で遊べるモード、ゲーム音楽を再生するサウンドモードが出現。
・メダルによって検定ポイントがもらえる。検定ポイントを一定量貯めると、昇級試験。6× 6の合計 36個のゲームをランダムに 6つプレイして評価。
・一定ランクに昇級すると Webハイスコアランキングで競うことのできるハイスコアゲームが出現。


モチーフになったゲームに沿ったミニゲームで、ワリオみたいな 5秒快感!というタイプのゲームではないのは、ちょっと驚いた。
広告には『10秒で分かる、あなたのゲーム力』って書いてあるのに、20秒逃げ切れとか笑うしかない。
まぁ、これは人それぞれだと思うので、このままでもかまわないと思う。自分自身、それでいいと思うし。だけど、次が問題だと思う。

ゲームの種類が非常に少ない(30種ほど)ので、次はどんなゲームが出るんだろうというワクワク感が少ない。
それぞれモチーフとなったナムコのゲームに対して 4種類ぐらいずつのミニゲームがあるにせよ、あまり代わり映えはしないし、難易度が高くなっていくだけで爽快感が薄れていく。
そして難易度も、ゲーマーと呼ばれる人種がプレイすること前提のような高難易度になっていく。エンディングを見るまでは、もっと難易度低くても良かったんじゃないだろうか。

ともかく、すごくもったいない。新規顧客に向けたにしては理不尽な難易度、古参のゲーマーしか知らないようなモチーフばかり。
新規顧客がゼビウスのプレイ中、画面 2/3ぐらいしか移動できないのを見てどう思うかって考えたんだろうか。俺からしてみれば普通だけどさ。


じゃあ、古参ゲーマーに向けたのか?と思うとそうでもない。コレは自分がゲーマーだから強く感じるんだけど、音と操作感が当時のものとまったく違う。
え?忘れてるだけだろうって?実機と VCで確認したよ、音が違うのは確実。操作も違和感がある。

例えば、個人的な話としてバトルシティのタンクの移動音は再現度が高いけど、壁に弾が当たったときの音が違うのと、緑の巨大戦車に弾を当てたときの『キンッキンッ』って音が鳴らないのが致命的。

ご褒美にもらえるサウンドバッチも、曲はランダム再生で強制ループだから、ドルアーガのコイン投入音が延々鳴り続けて壊れたのかと思うこと山の如し。
ナムコが好きだった自分の気持ちが萎えること火の如し。


細かいところを言えば、いろいろあるけど本当にもったいない。

あれだけ大きなボタンの絵を表示しておいてタッチペンにこれっぽっちも対応してないところ。
別にゲーム全編タッチペン対応しろといわないけどさ。そこは指タッチでも選択できるようにしておくべきだろう。

ミニゲームが 1パックごとでしかプレイできないので、練習しようと思っても 1パックまるまる練習することになる。
いい評価がもらえないゲームだけを集中して練習したいのに、それができないもどかしさ。

ナムコなのにパックマンがない。お前、ナムコといえばパックマンだろうが。なんで入れられないんだ。


どのゲームを見ても「バンダイナムコゲームスは愛を持って作ったのかコレ」と疑問に思ってしまった。いや、開発は別会社だけどね。

こういうゲームこそ、新規顧客を場当たり的に狙うのではなくて、古参のゲーマーも新規顧客もゲットできるように丁寧に作っていくべきじゃないのかな、と思う。
丁寧に作られていたなら、乱暴に言えばゲーム数が少ないのだって「次はどんなゲームが入った続編出すんだろう?」ってワクワクできたのに。



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