GAME-WARE

セガサターンとプレステが火花を散らしていた頃、思えばこの頃からゲームの楽しみ方が自分の中で変な方向にシフトしてしまったような気がしたりもするのだけど、メディアがカートリッジからCDになった事もあって暗中模索するような企画も多く、我々ゲーム馬鹿どもは喜々としてそれらを漁った物です。

当時の数ある馬鹿企画の中で、なぜか全く語られ無いのがこのGAME-WARE。どんな物かと言えば、セガサターンを使って読めるゲーム雑誌のようなコンセプトで、数本のミニゲームや体験版、バーチャファイタの漫画や情報コーナなんかが入ってて1980円、それを三ヶ月に一回売るっていう豪快な企画。googleってみれば解るのだけど、はっきり言って評判悪いです。まず操作性が非常に悪く、ミニゲームはどれも中途半端で、体験版は一年前に出たゲームの体験版だったり、情報コーナのムービは見難いし(以下略

そんなGAME-WAREで特に筆者の記憶に残っているゲームがvol.3に収録されていた『シックプロテクターマン』。ゲームシステムはいわゆるブロック崩しで、壊すべきブロックが上下二段になっている…って説明してもわかりにくいですね。はっきり言ってたいしたゲームじゃないのですが、GAME-WAREに収録された他のゲームと比べるとなんとか遊べる出来で、面クリア時にあの「切れてナーイ」のCMが入るのもあって、なぜだか小一時間遊んでしまい、「僕は何故こんなのに夢中になってんだ…」と逆にグッタリうなだれて見たり、素敵なゲームでした。

ちなみにGAME-WAREはこれ以外のも数々の脱力エピソードを残しvol.5で消滅。たぶんDCのエルドラドゲートを買ってた奴は、僕みたいにGAME-WAREも買ってか奴ではなかろうか?と想像して少し和んでみたり。

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